CSI:ＮＹ2＃12「幻惑」

クラブ・ヴィスタで地元デザイナーギャヴィン・ルヴェルのファッションショー中にトップモデルのセリーナ・ポーティノヴァが死亡する。
セリーナはボディーペイントの水着姿だった。倒れた場所は大量出血。楽屋にあったペイント缶は凹んでいて血痕が付着していた。
セリーナはショー前にデザイナーのギャヴィンと険悪だったと証言を得る。
解剖の結果鈍器による外傷はあったが、死因は心臓の心室細動。

フラックのところに拳銃を持ったポール・リッチモンドが医師のレイチェル・ジェフリーズを殺したと自首してくる。
リンジーとステラはポールが供述した場所にあったレイチェルの死体を調べる。
レイチェルは背中と後ろ足を撃たれていた。バッグには何故か高価なジュエリーがあり死体にはヒルが這っていた。

ペイントの缶から指紋が検出されたがAFISには該当者はいなかった。血痕はセリーナのではなく別の女性のもの。
クラブ・ヴィスタに駐車してあった荷物運搬用のトラックから２人目の死体が発見される。
死体はモデルのジェニファー。
ジェニファーは頚骨が折れていて首にはグリーンのペイントが付着してていた。
セリーナのペイント水着と同じ色だ。

ポールは血液疾患があり命に関わる病気だった。
しかしレイチェルは病気は治ると言ってポールは治療に全財産は注いだが治らなかっので殺したという。
ポールは目を見てレイチェルを撃ったと供述、しかし背中を撃たれた死体とは符号しない。
ヒルのことを言っても戸惑ったような様子をみせた。
犯人はポールではない。
レイチェルから摘出された弾丸と銃には磁気が帯びていた。
ヒルが入っていた箱には蒸留水とヒルドソルトの痕跡があった。これらはヒルを飼育するためのものだ。
箱に残ったいたヒルからデムコサルが検出される。血液疾患に使うための薬だ。ポールに使用したのか?

ジェニファーの体から菌類の胞子が検出される。死因は頚骨骨折。缶の血痕とＤＮＡが一致する。
セリーナの肺から高濃度のエクスタシーが検出されたがエクスタシーは気化しないため吸引できない。
菌類の胞子がサハラ砂漠の固有の菌類アスペルギルス・シダウィと判明。
しかしジェニファーはアフリカに行ったことがない。

レイチェルの病院の看護師トレーシーの首にキズがあった。トレーシーから事情を聞くステラ。
リンジーはレイチェルが民間治療に使用する生物を飼育していた場所を見つける。
レイチェルはヒルを飼育場所に戻そうとする途中に殺されたのだ。

２人に共通するグリーンのペイントを調べたマックはペイントからエクスタシーを検出する。
体に塗られたペイントがライトの熱で気化してセリーナが吸い込んだのだ。
ペイントにはヒマシ油を使ってエクスタシーを混入し油性ペイントにして薬物のキャリアオイルを作ったのだ。
キャリアオイルは気化しやすい。
エクスタシーの密輸の手口で化学の知識を持ったものが作ったのだ。
犯人は缶をすり替えた。

ダニーとホークスはペイントを卸している店へ行き、ショーで使ったジョージア産の全色のペイントを押収する。
しかしエクスタシーは検出されなかった。
アダムが２週間前の上空の雲を分析した結果、アフリカ大陸の雲がサハラ砂漠の砂を巻き上げてジョージアまで流れて雨を降らしたことを突き止めた。

ポールの銃から繊維と土が検出される。ポールが拳銃を布に撒いて別の場所で発砲したのだ。
他の患者は金の代わりにジュエリーをレイチェルに渡していた。
リンジーが病院の待合室で拾ったロケットからはレイチェルともうひとりのDNAが検出された。
そのＤＮＡは白人女性でブロンド、目は薄茶色だと判明。該当者はポールの妻リネットか？看護師のトレーシーか？
ロケットに入っていた幼い女の子の写真を大人にするとリネットだった。

ペイントをアトランタに仕入れに行っていたペイント屋の従業員の指紋が缶のと一致する。
間違って配達した缶をすり替えるところをジェニファーに目撃されて殺したのだ。

トレーシｰが連行される。レイチェルがＭＲＩの検査中に乗り込み拳銃に磁気を帯てしまった。
トレーシーは夫を騙して全財産を奪ったレイチェルが許せなかったのだ。
夫ポールは死が近いため妻の犯行をかぶろうとしたのだ。


どこの国にも人の弱みに付け込む人がいるのね。この夫婦はなんだかかわいそう。
またムシが登場しました。リンジーはこのエピ以降、ムシとの関係が深くなります。
男性陣と女性陣だけの捜査というのもいいものです。アダムはいいキャラなので、もっと登場欲しい。

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• 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
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